4/17/2009

底抜けに~

といえば「ちりとてちん」の小草若を思い出しますが、この記事は作ったダムが底抜けで、いつまで経っても水がたまらず本来の機能を果たせないという話です。

農業用水供給のため農林水産省が熊本県産山村に建設中の大蘇(おおそ)ダムが、湖底などへの水の浸透が想定以上に進み、本体完成から4年を経ても給水が できないでいる。15日に大分県竹田市内で開かれた説明会で、同省の近藤基彦副相が大分、熊本両県の受益農家らに「30年かけて底の抜けたダムを造ってし まった」と謝罪。今秋までに対策をまとめる方針を示した。
(ソース:毎日新聞)

地質調査を事前にやったのかなぁ・・・やったんだろうけど適当だったんでしょうかね。とにかくこれは惨い。今秋までに対策って言っても、ちょっとまとまらないんじゃないかなぁ・・・「使用を断念する」以外には。

日本は狭い国土に比して異様にダムが多いんですよね。山地が多い特殊な地形といっても、ここまでは要らないはず。ダム建設については恣意的な割引率による建設強硬など、無茶でメリットの少ない計画が少なからず目立ちますが、本当に何とかした方がいいですね。

ちょうど僕の上司が淀川流域委員会の長を勤めているのもあって、今年はダムと流域管理の問題をガバナンスの視点から調べてみようと思ってます。

2 件のコメント:

  1. 流離人4/17/2009

    ・・・ヽ(´ー`)ノ・・・

    ザルのようなダムは、探してみたら意外とあちこちにあるかもしれませんね。

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  2. 普通は浸透係数なんかを調べてロスが少ないように立地・設計を検討するもんなんだが・・・。

    でも調べてみたら結構あやしいものかもしれないねぇ。やれやれ。

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